クローゼットに大切にしまっておいたブラジャー。黒いカビがアチコチに生えていたら…とてもショックなものです。
今回はブラジャーにどうしてカビが出来てしまうのか、その原因と対処法について、ざっくりご紹介していきたいと思います。正しいメンテナンスの方法を知って、健やかなライフスタイルに役立ててくださいね。
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どうして生える?ブラジャーカビの原因は?
ブラジャーにポツポツと現れる黒いカビ。払ったお金のことを考えると、悔しくってしょうがなくなりますよね。どうしてブラジャーに黒カビが生えてしまうのでしょうか。
生乾きのまま、しまっていたから
ブラジャーを陰干ししておき、きちんと水分を飛ばさない状態でタンスの中にしまってしまうと、下着に残っていた水分の行き場がなくなり黒カビに変身することがあります。女性の1人暮らしの場合、人目が気になり干す場所に悩んでしまうブラジャーの洗濯事情。ベランダや寝室の片隅に干すのがためらわれるという場合は、脱衣所やバスルームにつっぱり棒などを置き、ブラジャー専用の干し場を作ってあげることも大切です。下着がきちんと乾いているのか手で触ってみて大丈夫そうならタンスにしまうクセを、習慣づけておきましょう。
タンスの中に、ブラが一杯あるから
きちんと乾かしているのに、ブラジャーにカビができるという場合は「下着の詰め込みすぎ」ということも考えられます。最近は安価なプラスチックケースにブラジャーを収納する方も多いのですが、湿気がこもりやすいプラスチックのボックスは、カビが繁殖しやすい環境でもあるようです。
こうした風とおしの悪いところにギュウギュウにブラジャーやパンツなどの衣類を詰め込んでいると、下着同士が密接に結び合い風とおしがさらに悪くなります。どうしてもプラスチックボックスを使いたいときは、空間にゆとりをもって下着を収納するように心がけるだけでも黒カビを防ぐことができます。
洗濯時に考えられる、カビの原因は?
このほか洗濯のトラブルによって、嫌なカビが発生してしまう場合もあります。
洗濯をこまめにしなかったから
海外の高級ランジェリーの場合、あちこちに刺しゅうやレースが付いているため「洗うのが勿体ない」という気持ちになってしまうこともあります。やみくもに洗うと型崩れやほつれの原因になることもありますが、洗わなさすぎも問題。
見た目はキレイに見えるブラジャーでも、見えないところにホコリやフケ・皮脂や汗などのゴミがつもっています。こうしたゴミをそのまま放置しておくと、しだいに雑菌が繁殖してカビが現れることがあります。洗濯するのが惜しい高級ブラも、定期的にメンテナンスをおこないたいもの。できれば1回着用したら、手洗いしてあげるといつまでもスマートに着用することができます。
洗濯機が汚れているから
洗濯機の内部が汚れていると、カビができやすくなります。洗濯機内部はできれば月イチを目安に、洗浄してあげること。市販の洗濯機用の洗浄液をつかってあげると、洗濯機の内部にこびり付いたカビ菌をキレイに洗うことができます。
どんなに良い洗剤を使っていても、香りのよい柔軟剤をプラスしていても、洗濯機そのものが汚れていては意味がありません。きちんとお手入れしているのに衣類やブラジャーにカビができてしまうときは、洗濯機内部の汚れを疑ってみることも大切です。
ブラジャーに付いたカビ、落とす方法は?
付いてしまったブラジャーの黒カビや赤カビ。キレイに落とす方法はあるのでしょうか。
白剤をつかってみる
ポツポツと浮いてきたブラジャーのカビには、衣類の漂白剤を使ってみましょう。ポイントはハードな塩素系の漂白剤ではなく、酸素系のマイルドな漂白剤を加えてあげること。酸素系漂白剤を扱うことで、デリケートなブラジャーでも安心してお掃除ができます。
大きめの洗面器を用意して、お風呂くらいの温度のぬるま湯を入れておきます。つづいて酸素系の漂白剤を分量どおりに入れ、漂白剤を入れたお湯にブラジャーを付け置きします。目安としては1時間半から2時間くらい。軽く漂白剤を手洗いで落としたあと、いつも通り洗濯機に入れて洗うだけです。クッキリ点々になっていたカビの輪郭が薄くなり、だいぶ目立ちにくくなります。
重曹をつかってみる
意外なようですが、重曹もカビを落とす名選手として活躍してくれます。重曹はお湯で少し柔らかく練り、カビの気になる部分に張り合わせるように付けるだけ。面倒な場合は重曹を溶かしたぬるま湯にブラジャーを入れて、1時間ほど付け置きしておきます。その後手洗いなどで重曹を洗い流してあげると、嘘のようにキレイにブラジャーが生まれ変わります。
まとめ
大切なブラジャーにカビが生えているのを発見すると、居たたまれない気持ちになります。ブラジャーに黒カビが発生する原因は、生乾き・衣類の詰め込みすぎ・洗濯機そのものにカビが生えている…などのケースが考えられます。
黒カビや赤カビが見られるときは、酸素系漂白剤を薄めた溶液に付け置きすることによって、カビを淡く薄くすることが期待できます。