スポーツブラで胸がつぶれることはよくない？正しい選び方とは？

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スポーツブラで胸がつぶれるのはいい？

スポーツブラには4つの機能があります。

1つめは揺れを防ぐことです。
胸には筋肉がなく、それ自体では支えることができないので、クーパー靭帯が乳腺や脂肪と胸の土台である大胸筋や皮膚をつなぎとめてくれています。
ところが、クーパー靭帯は網の目のように張り巡らされていて、ランニングのように激しいスポーツをすると胸が揺れます。激しい揺れはクーパー靭帯を傷つけます。クーパー靭帯はコラーゲンでできているため、一度伸びたり切れたりすると元には戻りません。切れたりすれば胸が垂れてしまいます。スポーツブラをすることで胸の揺れが軽減し、クーパー靭帯の損傷が抑えられます。

2つめはストラップがずれにくいことです。
激しい動きをしているとストラップがずれてきますが、ストラップがずれてしまえば正しい位置に胸を押さえることができません。そのため、胸が揺れてしまいます。スポーツをするときには、ストラップがずれにくいことも重要です。

3つめは快適なことです。
普段着用しているブラジャーは汗を吸収する力が弱く、通気性にも優れていないため、汗をかくスポーツをしたときには不快です。スポーツブラは吸水性や速乾性に優れた素材を使用しているので、快適にスポーツをすることができます。

4つめは動きやすいことです。
普段身につけているブラジャーは、引っ張っても伸びにくいはずです。運動をするときには体を大きく動かすので、これでは動きにくいです。スポーツブラは伸縮性に優れた素材を使用しているので、運動時にも動きやすくなっています。

では、胸がつぶれることはよいのでしょうか。残念ながら胸がつぶれることはよいことではありません。
スポーツブラで胸がつぶれているということは、ピッタリフィットしていてスポーツをしても胸が揺れにくいということです。揺れなければクーパー靭帯の損傷が少なくよいような気もしますが、胸を押しつぶしてしまうと胸の形が崩れます。またきつくて不快です。
スポーツブラの4つの機能を発揮させるためには、自分にあったサイズを選ぶことが重要です。胸が潰れるようなブラジャーはサイズが小さく、自分にあっているとはいえません。

胸がつぶれるようなスポーツブラでなくても、もともとスポーツブラには揺れを防ぐ働きがあるため、適切なサイズを選ぶことでスポーツ時の胸の揺れを防いでくれます。